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第3期LMC助産師育成プログラム第4回〜LMCの実際を体験してみて感じること〜開催 flower-icon

11月5日(土)第3期LMC助産師育成プログラム第4回〜LMCの実際を体験してみて感じること〜を開催しました。

【講師】産院音々の助産師、産院音々を経て開業した助産師 【ファシリテーター】松浦照子、赤塚庸子、中野裕子

先ずご自身の体験をシェアしてくださったのは、小倉央子さん。メイン助産師として継続的に関わった女性との体験をお話しくださいました。その時の小倉さんは、「彼女のために、気持ちに一つ一つ応えたい。」その一心だったといいます。レポート用紙2枚に埋め尽くされた彼女のバースプランをできるだけ叶えてあげたいと悩んでいた小倉さんに、ともに働く松浦さんから、「そんなの食べちゃえ!」のアドバイス。

それまでの彼女は女性と「ほどよい距離」がとれていなかかったと語ってくれました。助産師がすることは、本来女性が持っている力に気づいてもらえるような関わりをすることだと仲間が教えてくれました。今では女性が持つその力に目を向けることで、楽に、楽しく、より深く女性に関わることができるようになりましたと話してくださいました。

「真のパートナシップとは?」を考えさせられた小倉さんのお話しでした。

続いて大谷優子さん。助産院で働いた経験もお持ちの大谷さんですが、音々で働きはじめてお産の振り返りをした時に、「助産師は教える人、指導する人、(女性を)引っぱっていく人」といった自分が信じてやってきたことを打ち砕かれるような体験をしたそうです。「自分がいいと信じていることを、押し付けてしまっていたのでは?」と気づかせてもらったといいます。音々では、女性が「どうしたいか」その選択をいつも大事にするということを学びました。

女性中心の視点を持つことで、どんどん変化されていった様子を感じさせてもらったお話しでした。

グループワークでは、各グループに産院音々のメンバーに入って頂き、さらに話を深めてもらいました。シェアタイムでは、ご自身が感じられたネガティブともとれるようなことも、勇気を持って発表くださいました。安心して話せる場が、話せる仲間がいるということの必要性を回を重ねるごとに感じています。

早くもプログラムの半分が終了しました。実践編に進みながら、ご自身の「助産哲学」を育んでいってください。