９月３０日（金）、「女性のお産の体験談を聴く会」の第2回目を開催しました。お話しくださったのは、岐阜県のゆりかご助産院で第二子を出産された女性。

ゆりかご助産院には、そこで出産されたお母さん達が自身の体験を自由に書き綴った「お産ノート」があります。そのノートに彼女は「私はこわかったのだと思います。」と過去の自分を振り返り、気持ちを書き留めていました。

妊娠中も出産についても、上の子の立ち会いをどうするかということ以外、なんの不安もなかったと彼女は語ってくれました。継続的に関わっていた赤塚さんも、いつも落ち着いた様子で妊婦健診に訪れる彼女の奥に秘められたそんな気持ちに触れることはなかったといいます。

そんな彼女が、一人目の時にはかなわなかった「自分だけに向き合ってくれる存在」＝LMC助産師と出逢い、自分に向き合い命を産み出したたあと、初めて気づいた気持ち、

「私はこわかったのだと思います。」

今まで気づかなかった、感じることもできなかった自分の奥に隠された気持ちに初めて気づいた彼女は、ノートの最後に、「私は幸せです。」と締めくくっていました。

次回、「女性の出産体験談を聴く会」は１０月２１日（金）に開催予定です。

出産ケア政策会議の正・賛助会員の方は事前申し込みの上、参加できますのでご自身の助産哲学を深める機会にご活用ください。（育成プログラム卒業生は割引有）