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第5回 ママのねオンライン勉強会 flower-icon

2020年11月22日に第5回ママのねオンライン勉強会が開催されました。

★テーマ:「今、日本で助産師をする意味」
★ゲスト:草野恵子氏(くさの助産院院長、前静岡県助産師会会長)
★内容 
・草野さんのこれまでの歩みについて
・静岡の地域と病院の連携について
・今、日本で助産師をする意味について

★詳細・お申込
https://mamanone05.peatix.com/



現在、日本では分娩を扱う助産院が減ってきていますが、静岡県では、増えているそうです。それは、なぜなのでしょうか?

色々な働き方の助産師たちが繋がって支え合っているから。
病院とも連携して地域のお産を支えていくという雰囲気になっているから。
地域の自治体病院や公的病院が嘱託医療機関を引き受けてくれているから。
一般社団法人静岡県助産師会が契約を結んでいる病院があるから。



そして、その陰に、草野さんの存在は大きい。


そんな声を幾度となく、いろんなところから聞きました。


病院と地域と連携して女性を支え、妊娠中からMy助産師として関わりを深めていくことによって、信頼関係と安心に守られた出産、そして育児へとつながっていきます。

草野恵子さんがどのようにして連携をつくっていかれたのか。

そして助産師に伝えたい「今、日本で助産師をする意味」とは何か。


お話をお伺いいたしました。



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《女性の役に立っているだろうか?といつも考えている。役に立っていなければ意味がない》


164人の方がお申込をしてくださいました。

勉強会の前の質問は、
「どのように連携をしたのか知りたい」
「連携することはとても難しい」
というご質問や声が沢山ありました。

・静岡県では助産院と病院がよく連携できている。
・助産院で働く助産師、病院で働く助産師がよく連携できている。
・何より、元気なお母さんが沢山いる。

それはどういうことなのか?なぜそうなったのか?
そして、それを導いた人たちのお一人である草野さんのヒストリーと情熱の源は何か?
できる限り具体的に、実現できるようにお話をしていただきました。

草野さんはとても控えめなので、おはな助産院の野口智美さん、お産ラボの平田砂知枝さんにも、草野さんとどのような体験があったか、お伺いしました。

・連携はもともとの繋がりから。
・繋がりはあるものでなく、探してみる(もしかして同郷かも!とか)。
・一緒にご飯を食べること。
・面倒だと思う役割もしてみること。

「そこにいる全員が納得する形で物事を決めて進めていく。
それはもしかしたら女性が得意なことかもしれない」
という言葉も印象的でした。



そして、助産師になる前からの想い
「女性の役に立ちたい」
草野さんのその原点は揺るぎなく、だからこそこんなにも、女性も、助産師も、心からの信頼があるのだと、あらためて身体の底から力が湧いてくるような、手が熱くなるような、そんな会になりました。


《皆様からのご感想》

◎「女の人が元気であること、幸せであることが大事。自分のカラダは自分で管理するもの。自分のカラダを信じること。 大体で良い、適当で。ただし、必要な時にはスピードとタイミングが大事。」という言葉が特に印象的でした。


◎富士山のある静岡県で脈々と培われてきたお母さんパワーと助産師パワーのすごさを感じました。その地域で助産師:草野さんやお母さん:平田さんが生まれてきたのですね。
県助産師会と県医師会・行政・県看護協会との関係を静岡モデルを参考にして、頑張ります。


◎ 今までの助産師の話にはあまり出てこなかった「労働組合」「ウーマンリブ」「行政との関わり」の話が興味深かったです。
原点に「女性の役になっているだろうか」という想いがあると。そのような揺るぎない想いが私にはあるだろうかと考えさせられます。
「みんなでごはんを食べること」「ラムネ事件=周産期以外でもかかわりが続く関係性」「自信が出たらとかでなく、やりたいと思う気持ちの方が大事」「まあ大体、適当で。と、スピードとタイミング」「面倒くさいお仕事も引き受けるようにしている。役はやった方がいい。名刺を配ること。人とつながれること。」「67歳、独身、やりたいことしかしてない」などなど、今後自分が行動していくなかで助けになる力になる言葉をたくさんいただきました。


◎ 周辺と戦うのではなく、巻き込む力こそが持続的な変革をもたらすと感じました。
「女性とともに」という一貫した理念が親しみの中にも力強さにあふれている由縁と伝わりました。ウーマンリブ、フェミニズム、ジェンダーと草野さんと同時代を学んできたわたしも、根っこを育ててもらったと思います。


◎ 草野さんを慕われる、平田さん、助産師の方々のお話がとても暖かい勉強会でした。草野さんと女性の、信頼と絆 こころとこころの通い愛を感じました。


◎ 一緒にごはんを食べること・話を聴くこと・話をすること そんな暖かな場所を大切にしたいと思いました。
草野さんのモットー「だいたいで、時にはスピーディーに」を聞いて、力が入って身動きできなくなってた頭と体こころが、少し楽しくなりました。


◎ 「女性の幸せは、助産師の幸せ、助産師の幸せは、女性の幸せ」そんな言葉が浮かびました。


◎ ママも助産師も人間ですから人さまざま。良いも悪いも人さまざま。草野氏がいうように「ま、いいか!」がとても大切な事。特に助産師業はワンパターンでは本当に「犬の卒倒」になってしまいます。何故かというと対する相手が様々な成育歴や体験を経て子を宿し、自己コントロールが不安定な時に対面し命のやり取りをサポートする職業ですから。
 そういう意味もありプロとしての助産師も全てにおいて完ぺきな知識や技能を体得しているわけではありません。
多職種とのコラボは大切ですが、共にママとその家族をサポートするにあたり、人選は大切にして頂きたいです。


◎ 私もちょうど1年前に草野さんに直接お会いする機会があり、たくさんの言葉をいただきました。「お金も時間もないけど楽しいよ」「自信がついたから開業する。なんて人はいない」などなど。



◎ 女性が持っている潜在的な能力や女性同士でつむぐエンゲージメント?的なものをいかに引き出すのかって、草野先生そのものが教えてくれていると感じました。
草野先生が否定しない、なんとかなるよ。だけどやるときはやる。
否定されたら二度と開かないかもしれません。
強要したら二度と来ないかもしれません。
自分がどうしたいのかを表現して実現する、ときに側で見守るみたいなスタンスの助産師になりたいなぁと感じました。
とても素敵な企画をありがとうございました。



◆ゲスト 草野恵子さん



・長崎県五島列島生まれ
・助産師資格取得後静岡厚生病院産婦人科病棟勤務
・平成5年より5年間静岡市中田の増田助産院勤務
・増田助産院院長の故増田さかへ氏のもとで助産院と開業助産師について学ぶ
・平成10年、静岡市内では増田助産院開業以来37年ぶりに助産院を開業
・現在に至る

◆くさの助産院→https://kusano-j.com/index.htm


◆助産雑誌 Vol.72 No.10 特集 病棟助産師よ,地域へ出よう! 妊娠中から産後まで,継続して母子を支える
「助産所と地域連携 静岡県での取り組み」 草野 恵子 →https://webview.isho.jp/book/detail/abs/10.11477/13478168.072.010

◆静岡県助産師会 http://www.midwife-shizuoka.or.jp/shoukai.php

◆災害時の静岡県助産師会との連携

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