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第2回 ママのねオンライン勉強会 flower-icon

2020年8月22日(土)第2回ママのねオンライン勉強会が開催されました。

◆勉強会の概要

★テーマ『本来の助産師とは~日本でMy助産師制度をつくる意味~』

★開催日時:8月22日(土)21:30~23:00

★ゲスト:小澤淳子さん

★内容 
・ハイリスクの時の助産師の役割
・My助産師について(鼻毛と本音)


★申込:https://mamanone02.peatix.com/view


My助産師とは、出産前から産後まで継続的なケアをする助産師のことです。

継続的なケアを受けることにより、様々なメリットがあることが明らかになっています。

「My助産師」を育てていく時に必要なことは「自分なりの助産哲学をもつこと」。

「助産と看護の違いってなに?」をテーマに開催された第1回ママのねオンライン勉強会では、
開催後に「助産と看護の違いについてのとらえ方でどこが変わりましたか?」という質問に

「女性の権利」

という言葉をあげてくださった方が12名いました。


助産哲学と、女性の権利はどのような関係があるでしょうか?


今の日本でMy助産師制度をつくる意味は、どういったものがあるでしょうか?


世界保健機関(WHO)が2018年に発表した分娩期ケアについてのガイドラインは、

全人的な、人権に基づくアプローチをとおして、出産体験の質を最高のものにする女性中心のケアの重要性



を強調しています。

第1回ママのねオンライン勉強会では、「女性の権利」について考えるきっかけに一石を投じることができました。

第2回ママのねオンライン勉強会では、日本だからこそMy助産師による継続ケアの実現が大切ということをあらためて確認できた会となりました。


《次のようなご感想をいただきました》

◎My助産師が日本のお母さんたちを支えるのにとても必要なことは理解していましたが、淳子さんの「継続が大切なのは、本音が出せるから。」がその裏付けをするかのように腑に落ちました。空気を読んで迷惑をかけないよう感情を抑えがちな日本人だからこそ、「本音」が出せる関係を作るのは大切ですよね。


◎ 産婦さんからのフィードバックを全例をデフォルトにするのは良いなと思いました。


◎ 日本の社会がマイ助産師についての情報を知らない。マイ助産師を広げる鍵はお母さん達だと思う。討論会の中に一般の女性が沢山入り発言してもらう。その中からお母さん主導の活動が増えればもっと現実的になるのではないでしょうか?


◎ 助産師さんがそばに「いること」、助産師の語りかけや配慮というものは、目に見えにくいことだけど、実はお母さんが主体的に産んだと思えたり、前向きに育児スタートできたり、女性の一生を左右する力がある。それを医療はもっと評価するべきと思うし、その誇りや使命感を失わないためにも、話に出た利用者からのフィードバックはとても有効と思います。


◎ My助産師というと一人でという印象が強かったがチームでサポートし、その中に本音が言える関係のメイン担当者がいるといったサポート体制が助産師もバーンアウトしないで良いですね。病院、行政をどう巻き込むか、助産師教育を変えることなど幅広く考える時間となりました。







※出産ケア政策会議では第5期より、「My助産師」「My助産師制度」に代わる名称変更をいたしました。
LMC(Lead Matanity Carer):マタニティ継続ケア担当責任者
LMC助産師:LMCを実践する助産師
LMC制度:すべての妊産婦にLMCによる実践を保証するための制度