2022.9.23
育成プログラムのなかでも、
「心揺さぶられました。」
「助産師とは何をする人か、改めて考えさせられました。」と、大きな反響を頂く、『女性のお産の体験談を聴く会』の第一回目が開催されました。
47名の方が参加してくださいました。
毎回お話し頂く女性のパートナーLMC助産師にもご参加頂くのですが、今回は第1期の育成プログラムの卒業生、クバの葉助産院の橋本恵理子さんでした。
Hさんが、「もう孤独に産むのは嫌だ。後悔したくない。誰かにずっとそばに居て欲しい!」と勇気を振り絞って橋本さんに連絡を入れたのは、二人目の妊娠中、切迫早産を回避すべく入院している最中でした。
命を宿した女性が、赤ちゃんの無事を何より優先的に考えるのは当然のこと。
その一方で置いてけぼりになった自分の気持ちや、感覚を医療者はもちろん、家族など親しい人にも伝えることはとても勇気がいることなのです。
Hさんの語りからはそこに至るまでの葛藤と、やむに止まれず行動したパッションがじわじわと伝わって来ました。そしてその想いに応えた橋本さんからも、全く同じものを感じることができました。
「理想のお産をいっぱい思い描いていたけど、わたしはわたしなんだなぁ。」
と語ってくれたHさん。
お産を通して、
LMC助産師との出逢いを通して、
自分をまるっと受け止めた彼女の姿はとても美しく眩しかったです。