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第20回ママのねオンライン勉強会「クリニックの2階に助産院できちゃった!」開催報告と録画配信のご案内 flower-icon

 第20回ママのねオンライン勉強会「クリニックの2階に助産院できちゃった!」
rokuga-mamanone20.peatix.com/view
を開催しました。(←7月20日まで録画視聴ができます)

 ☆開催日:2023年6月19日(月)

 ☆ゲスト:渡邊美幸さん(出張さんばステーション富士山麓・助産院フジサンバ)

 ☆ファシリテーター:松浦照子(出張さんばステーション日野春 松浦助産院)

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 冒頭地元のCATVで放送された映像を共有してくださいました。富士山を背景にした助産院フジサンバの様子が、とてもわかりやすく紹介されていました。

 

 助産院フジサンバを開くまでの経緯をお話しくださった中で印象的だったのは、勤務していた富士吉田市立病院で、勤務外であっても報酬度外視でご友人のお産を請け負っておられたそうです。(正しくは請け負いまくっていたそうですw)その時に「継続ケア」の良さを実感し、「とにかく楽しかったです。」と当時を振り返っておられました。

 2016年に開業届を出し市立病院を退職するも、地域では連携医療機関が確保できない状況でした。そんな時に照子さんとの出会いがあり、オープンシステムでのお産を開始されました。その医院までは峠を超えて行く必要があり、日中だと車で約1時間の距離ではありましたが、「それでも美幸さんと産みたい!」と切望されるお母さん達に助けられ、続けてこられたと云います。

 同時に病院で産む必要のある産婦さんにも継続ケアをしたいという思いが通じて、2019年に市立病院初のドゥーラとして関わりを始められました。当時美幸さんが担当された産婦さんが皆さんご安産されるので、「いったいどんなケアをされてるんだろう?」と病院の助産師さん達が興味深々で産婦さんに聞きに来ていたそうです。

 

 助産院の一階にある加賀谷医院の院長であり、嘱託医の中澤先生とは市立病院に勤務されていた頃から信頼関係を築いてこられました。「いつか富士山麓に助産院を開きたい!」と諦めずに続けてこられた美幸さんの姿勢を見ながら、地域のお母さん達のために嘱託医を快諾してくださいました。

  嘱託医や嘱託医療機関のこと、出産費用の内訳について、又県や地域の助成金についてなど具体的にお話しくださり、これから開業を検討されておられる方々には参考になったのではないでしょうか。

  

 ここまで決して平坦な道のりばかりでく、何度もくじけそうになりながらも、「自分が諦めたらこの土地には助産院はできない」と諦めずに歩んでこられた美幸さんの助産観を支えた先輩助産師やドクターの言葉も紹介くださいました。

中でもファシリテーターの松浦照子さんがおっしゃった、「自分にしかできないことをする」は選択を迫られるような場面で、今でも指標にされておられるそうです。

 振り返ると「お産が好き!」と公言しながらも、勤務していた病院では求められる仕事はどんな時も一生懸命に取り組んでこられたそうです。そういう美幸さんを見てくれていたドクターや師長さんなどが、後になって応援してくれたり、縁を繋いでくださったと云います。「どんなことも無駄ではなかったなぁ。」と真っ直ぐで、暖かい美幸さんらしいメッセージを最後に頂きました。

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ご参加の方々の感想

・改めてみゆきさんのこれまでの話が聞けてさらに具体的なこともうかがえてとても勉強になったし、自分自身がどうあるべきかをしっかり考える機会になりました。みゆきさんのように日々丁寧に歩んでいきたいです。信頼と積み重ね、自分に足りないことはたくさんあり、それも補いながら、同じくらい自分にしかできないことを大切にしたいと思います。本当にありがとうございました。

・みゆきさんのお顔を見ながら、お話を聞いていたら、勇気を分けてもらえたような感覚です。頭痛も少し良くなりました。相手の懐に入り関係性を作ることからはじめなくてはいけないんだと、改めて思いました。怖くてまだ踏み出せていない自分。タイミングを見て今度こそ踏み出してみよう。

・新しい助産院のカタチに夢が持てました。
固定観念に捕らわれず、自分なりのカタチを見つけて行きたいと思いました。
徳島には、お産ができる助産院がないので、想いを熱く持って、ゆっくり歩んで行きたいと思いました。

・美幸さんのストーリーを読んでいるような気持ちになりました。お金のことをはじめ、ありのままを伝えてくださる姿勢がすごいと感じました。自分にできることをやっていこうと思う反面、そこまで熱い思いが自分にあるのかな、とも思いました。迷いや不安がある時にどうされているのか、熱い思いを継続するにはどうしたらいいのかなぁと思いました。

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7月20日まで録画視聴ができます。ぜひこちらのリンク https://rokuga-mamanone20.peatix.com/view からお申込ください。

☆渡邊 美幸さんプロフィール(出張さんばステーション富士北麓・助産院フジサンバ) 


山梨県富士吉田市生まれ。

父親から「就社ではなく就職をしろ」の言葉を聞かされる中、高校生の時に助産師の仕事を知り、「これが私の天職だ!」と魅了されて以来、助産師となるため猛進。

富士山の麓でいいお産を!という願いのもと、地元総合病院へ就職。自身の3回のお産を経て非常勤として勤務しつつ、近隣町村の母親学級を担当。友人をはじめ多くのお産と出会い、自然で安全なお産を目標に退職し、出張専門助産院開業。

この度、クリニックの2階に助産院を開業。

出張さんばステーション富士北麓・助産院フジサンバ 

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