作詞作曲:梅ちゃん
音楽:BABY BABY(助産師の梅ちゃんが歌う音楽ユニット)
妊娠したら、出産したら、“ママのね”は自然に育つのでしょうか?
“ママのね”を育てるためには、助産師さんが、妊娠初期から出産、産後をとおして、
ママの話に耳を傾け、大切なことを伝え、必要なときにそばにいて、ママの力を信じて待ち、
すべての想いや経験を分かち合うことが大切です。そうすることで、助産師さんも自分の力を信じて、
助産師としての根っこを育てていけるようになります。
“ママのね”にはすべての女性が将来、自分の子どもに「ママのね、」と伝えたくなるような出産体験を妊産婦さんと助産師さんでつくっていくという想いも込めています。
ママのねプロジェクトでは、ママがママになるために伴走する”My助産師”の大切さを広めていきます。
IDEA
スキーム内容
My助産師とは?
リスクの程度や出産場所に関わらず、妊娠初期から出産、産後にわたって妊産婦さんに伴走し、妊産婦さんのニーズに合わせて継続的なケアを提供する助産師が「My助産師」です。
妊婦さんが、地域のMy助産師リストから助産師を選びます。
妊娠が分かった女性は、My助産師を選びます。My助産師Aさんは、妊娠期のケアを開始し、サポート助産師となるBさん、Cさんと助産チームを結成します。サポート助産師BさんとCさんは、妊婦さんや家族と出産前に顔合わせをするために、My助産師Aさんによる健診に同行します。出産場所に関わらず、自宅やオープンシステムを利用した出張さんばステーション、院内助産において、助産チームと医療チームは連繋を取っています。
妊産婦さんのニーズに合わせた
ケアの提案
My助産師は、勤務形態や所属に関わらず、妊産婦さんの希望する場所で
妊婦健診、出産時のケア、産後ケアを行います。
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病院・クリニック
My助産師が病院・クリニック所属の場合は院内助産。開業助産師の場合、健診は病院・クリニック、自宅で、出産はオープンシステムを利用。
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助産院
My助産師は助産院で健診、出産時のケア、産後ケアを行います。助産院を持たない場合は、契約した助産院でオープンシステムを利用します。
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自宅
My助産師は自宅で健診、出産時のケア、産後ケアを行います。妊産婦さんは生活の場で、家族に囲まれながらケアを受けることができます。
助産チーム内の連携と
医療チームとの連携
My助産師は、妊娠・出産・産後にかけて、助産チーム内のサポート助産師、医療チームと連携してケアを行います。この連携により、My助産師は妊産婦さんの助産ケアに集中でき、妊産婦さんのニーズに合わせたケアが行えます。
- 妊娠期
- 出産
- 産後
- 助産チーム内の連携
- 医療チームとの連携
初期・中期
30週頃までにサポート助産師2名を決めて助産チームを結成し、適宜サポート助産師と相談して助産ケアを行ないます。必要に応じてサポート助産師が健診、連携医療機関への同行を代行します。
後期
36~37週で、サポート助産師とNCPR(新生児蘇生)、出血対応デモンストレーション、物品確認を行います。妊婦さん、家族との顔合わせのために、サポート助産師が健診に同行します。
18週頃に医療チームとの連携を始めます。
異常時には医療チームに相談し、協働でケアを行います。36週~37週頃にカンファレンスやサマリーで妊婦さんの情報を共有します。
医療チームによる健診時、本人が伝えにくいことを伝えやすいようサポート、あるいは代弁します。健診後、妊婦さんと健診結果の共有・補足・詳細説明を行い、日常生活の助言を行います。
- 助産チーム内の連携
- 医療チームとの連携
助産チームは陣痛開始と同時に助産ケアに入り、産婦さん、家族と共に場を共有します。お互いに産前から信頼関係を築いているので、産婦さんは安心して出産に集中できます。
[助産師の役割]
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My助産師
ひたすら産婦さんに寄り添い、産婦さんに集中します。
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サポートB
My助産師のサポート。(バイタル・児心音チェック、ベビー担当)
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サポートC
全体を把握し、詳細な実況記録、家族のサポート、緊急時の連絡等。
産婦さんの出産経過に応じた形で、医療チームと連携します。適宜、連絡をとりながら、医療チームとともに産婦さんをサポートします。
[産婦さんの出産経過に合わせたケア]
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助産チーム主導
問題がない場合は、助産チームが主導します。緊急時には、医療チームからサポートを受けます。
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協働
低リスクの場合は、医療チームと協働しながら、助産チームを中心としたケアを行います。
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医療チーム主導
高リスクの場合は、医師の指示を受けながら、医療チームの助産師といっしょにケアを行います。
- 助産チーム内の連携
- 医療チームとの連携
[振り返りミーティング]
産後1週間以内にサポート助産師と振り返りミーティングをします。
・記録を一緒に振り返り、どんな小さなことでも感じたことを共有。
・サポートメンバー以外も参加する事もあります。
[産婦さんへの同行など]
産後訪問最終日か、1ヶ月健診時にサポート助産師に同行を依頼します。
[オープンシステムの場合]
正常な経過であれば2~6時間で退院し、自宅で訪問ケアを行います。
*産婦が入院を希望する場合も医療機関へ訪問ケアを行います。
*黄疸などで赤ちゃんのみ入院の場合、赤ちゃんのみ医療機関管理で、産婦は開業助産師が医療機関に訪問ケアします。
約1ヶ月以内に医療チームと振り返りミーティングを行います。
*資料作成、サポート助産師以外にも声をかけ、なるべく多くの人とケースを共有。
[自宅出産の場合]
お産終了後、医療チームに報告書を提出。
Scroll
My助産師によるケアの効果
’’ママのね’’が育たない’’負の連鎖’’の中にある妊産婦さんの現状を、
My助産師のケアで、’’ママのね’’が育つ’’好循環’’に導きます。
STORY
My助産師の魅力を語る
My助産師は、自宅、助産院、クリニック、病院、さまざまな場所で妊産婦さんに伴走します。全国各地でMy助産師を追求・実践する助産師が、My助産師の魅力を語ります。
クリックしてご覧下さい。
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出張さんばステーション日野春
松浦助産院(山梨)松浦 照子さん
すぐできる♪
すごく楽しい~♪ -
出張専門
海(まある)助産院(京都)宮川 友美さん
「My助産師」は
助産師にも必要! -
出張さんばステーションうるま
助産院むすびや(沖縄)板垣 文恵さん
妊産婦さんに
合わせた
柔軟な働き方 -
ゆりかご助産院(岐阜)
赤塚 庸子さん
女性・助産師
医師の3人4脚で! -
ふくろう助産院(愛知)
鈴木 知佳さん
暮らしの中の
お産とMy助産師 -
信州大学医学部附属病院(長野)
牧田 ゆかりさん
病院で目指す
助産師と女性の自律
すぐできる♪すごく楽しい~♪
チームでお産すると楽しい。安心。補い合い・助け合い・お互い切磋琢磨。光熱費なし、家賃なし、休み自由、自律したものどうしがチームを組む。産婦さんの希望にあわせてきた末に気づいたら出張さんばステーションの形態ができていた。必要に応じて動いていただけ。ある産婦さんからのお手紙より「私と一つになり、私の感覚を100%信頼して下さり本当にありがとうございました。こんなにも楽しく幸せなお産ができました。」。出張さんばステーションでは3人の助産師がチームでお産にかかわり、My助産師が徹底的に産婦さんに集中できるシステムです。ひたすらに産婦さんの声に耳を傾けて行動していけば自ずと道が開けてきます。ただ産婦さんについていけばいい。
「My助産師」は助産師にも必要!
お産のお手伝いをさせていただいているので、まさに妊娠中からその後もずっとお付き合いさせていただきます。もちろん、お産そのものの関りはなくとも、妊娠中や産後に出逢って、その後もお付き合いが続くこともあります。「My助産師さん」と言っていただけることも嬉しいですが、「私の妊婦さんがね・・・」とお話しさせていただけることも助産師としてとっても有難いことだと思っています。たとえ一人であったとしてもどなたかの「My助産師」になることは、助産師としての大きな大きな成長になることを確信しています。点での関りが線で繋がります。妊娠や出産はその人の人生の流れの一部であることが理解できます。目の前の妊産婦さんが “助ける対象”ではなく、“共に歩む人”であるということを土台にできる助産師に育つことになると思います。
妊産婦さんに合わせた柔軟な働き方
時には助産院むすびやの開業助産師として、時にはゆいクリニックの非常勤助産師として、臨機応変にお母さまのニーズに合わせた働き方をしています。例えば、ローリスクからハイリスクに状況が変わり、本来助産院が手放すはずのケースも、クリニック助産師として継続して対応させて頂くことがあります。場所を変えても一貫して、信頼できる助産師がお母さんに寄り添えるのが「My助産師」のいいところ。助産師としても、継続してお母さんをサポートできるのは本当に有難いことです。そして、そんな環境を提供してくれるゆいクリニックは全国でも稀有な素敵な産院です。今後もゆいクリニックと協働しながら、お母さんや赤ちゃんを支えていきます。
女性・助産師・医師の3人4脚で!
2004年にお産のできる助産所を開設しました。「子どもは2人と思っていたけれど、ここでお産することが心地よくていつの間にか4人のママに。」「お産したばかりなのに、今からお産される妊婦さんがすでに羨ましいくらいです。」こんなことばをかけられて、助産師冥利につきます。妊娠・出産だけでなく10年以上前のお産の方も「こんなに大きくなりました。」と親子で訪ねてきてくれる。点ではなく、ゆるい線でつながることもできる、そんな開業助産師を続けていられることが幸せです。理解の深い嘱託医師の存在が今の私を支えてくれています。後に続く若い後輩助産師さんたちを育むことにも尽力を惜しみません。
暮らしの中のお産とMy助産師
自身の子育て中に「こんなのあったらいいな」と思って始めたのが、子育てサロンの主宰。あまりにもお産や産後のことが語られずイメージできないまま育児に突入し、情報に惑わされて苦しんでいる母たちが多い現状で、母子の居場所として小さなコミュニティがあったらどうかと考えました。この母たちの輪の中で「産後の孤独感を吹っ飛ばし、身近な助産師の存在に安心感があった」「次の子の妊娠中や出産、産後もお世話になりたい」というMy助産師の継続ケアの役割が自然と出来上がっていきました。継続的な関わりによって信頼関係が築けている女性と助産師は、お互いに本来の力を発揮し合い、互いを信じることができます。暮らしの中にお産がイメージでき、寄り添うMy助産師がいることが“ひとりひとりが心地よく生きること”につながると思います。
病院で目指す助産師と女性の自律
私の勤務している病院では、院内助産・助産師外来を開設しています。助産師外来では妊娠中から妊産婦さんの出産・育児に向けて丁寧に関わり、院内助産では、正常なお産は助産師という原点に戻り、妊産婦さんの産む力を引き出し、助産師のみでとりあげています。「あたたかな雰囲気の中で迎えるお産は、一人目の時より穏やかで心強く、安心できた」と言ってくださる経産婦さんも多いです。無論、緊急時は産科医師・小児科医師と協働し、チームで対応する体制も整えています。院内助産・助産師外来は助産師と女性の自律を進めるひとつの選択肢と考え、病院の中でも妊産婦さんのニーズに応える継続ケアを実現できるように日々模索しています。
ACTION
活動に参加してみる
My助産師を増やすために
妊産婦さん中心ではない助産師の働き方、法律や制度、様々な課題を乗り越え、 すべての妊産婦さんがMy助産師のケアを受けられるよう行動します。
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My助産師制度の実現に向けた活動の報告や、出産ケア政策会議のイベント情報等を受け取りたい方は、メーリングリストへの登録ができます。年間活動報告の閲覧・ダウンロードもできます。
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出産ケア政策会議が開催するMy助産師制度に関連したイベント、研修会や講座などの確認や申込ができます。
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My助産師を増やし、My助産師の必要性を伝え、国や自治体を動かす活動を支援したい方、私たちと一緒に活動したい方は、イベント情報などはこちらでお知らせします
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