2025.12.19
このたび、Kindleにてペーパーバック書籍『助産師さんへの期待:私が自然なお産を薦める理由』(荒堀憲二<産婦人科医>著)を出版しました。
Amazonで購入できます(以下のサイトから購入できます)。
『助産師さんへの期待:私が自然なお産を薦める理由』
https://amzn.asia/d/fKwfHYs
8月に出版した『助産師のためのLMC入門:出産保険化時代の準備ブック』(井上清成<弁護士>著)』もAmazonにて好評発売中です。
『助産師のためのLMC入門:出産保険化時代の準備ブック』
https://amzn.asia/d/3pns9zY
以下は、『助産師さんへの期待:私が自然なお産を薦める理由』のAmazonでの内容紹介です。
すべての助産師必読。産科医からのエール!
●本書は、出産ケア政策会議が開催する「LMC助産師育成プログラム」講座のテキストですが、講座を受けなくても容易に理解できるよう整理・補足して工夫して刊行された書籍です。
●「LMC」とは「Lead Maternity Carer(リード・マタニティ・ケアラー)」の略で、妊娠から出産・産後にかけて継続してケアを統括するかかりつけの助産師や産科医等の専門家です。
●産科医として数多くの出産に立ち会ってきた著者が、改めて「自然なお産」の価値を見つめ直し、助産師の皆さんに伝えたい思いを一冊にまとめました。
●助産師の専門性を尊重しながら、産科医の立場から見た「自然なお産」の意義を丁寧に解説。
●母と子の身体に備わる力を最大限に活かし、医療介入を最小限にすることのメリットを提示します。
●医療と「自然なお産」の狭間で奮闘する助産師のための、心強いバイブル。
●すべての助産師に、自信と誇りを取り戻すエールを送ります。
●全ページフルカラー!
【主な内容】
第1章 自己紹介
助産師さんへの期待を胸に
私の経歴:『頑張れ助産院』の出版
第2章 助産師の存在意義
第1節 現在のお産の危機
助産師の存在意義:はじめに
自宅分娩から施設分娩へ:増える医療介入
助産師中心のケアは自然分娩を増やす
病院助産師の新たな役割
第2節 「自然なお産」とは
「自然なお産」の条件
第3節 助産師は庭師であり、ミニ・ドクターではない
助産師とは:保助看法における助産師の業務
助産師とは:国際助産師連盟における助産師の定義
医療介入の流れ
オキシトシン受容体のダウン・レギュレーション
第4節 医療介入(誘発、帝切等)のリスク
帝王切開の危険率
帝王切開のリスク
羊水塞栓症の原因を調べると
第5節 医師要らずのお産は危険なのか?実は逆
自然なお産は危険なのか?
英国ガイドライン:ローリスク産婦にとって出産は非常に安全なもの
英国ガイドライン:ローリスク経産婦には助産師中心のケアがより安全
第3章 医療介入の功罪
第1節 出産ホルモンから見た無痛分娩のリスク
痛みを緩和する方法
硬膜外麻酔
無痛分娩による事故:母子が重い障害
無痛分娩による事故:産婦が死亡
分娩場所別の分娩割合と妊産婦死亡率の推移
妊産婦死亡率が減った背景
産婆の存在と自宅分娩の歴史
オキシトシンの分泌とエンドルフィンの分泌
フランスの状況:無痛分娩の普及
フランスの状況:無痛分娩への不満
オキシトシンはリラックスしないと出ない
自分のオキシトシンと点滴のオキシトシン
そもそも分娩体位が不自然
出産のトラウマ体験と産後うつ病
第2節 腸内細菌叢から見た帝王切開のリスク
帝王切開では細菌叢の相互受け渡しができない
第4章 なぜ助産所がなくなると困るのか?
助産院がなくなると勤務助産師もやりがい喪失
助産師の立ち位置
「女性は自然に産むことができる」という気づき
社会における助産師の価値