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2023.9.29

お母さんを対象に提言の説明を行いました flower-icon

2023年7月2日に、1276座のメンバーに提言の説明をさせていただきました。「1276座(いちにいななろくざ)」は大阪・兵庫の小学校や幼稚園で、人形劇をとおしていのちの大切さを伝える出張授業を行っている母親と助産師の劇団です。

9名(母親6名、助産師3名)のメンバーにお話しさせていただきました。

出産ケア政策会議は、2023年4月27日に

『マタニティケア検索・予約システムの導入を求める』提言書をこども家庭庁に、正常分娩を保険適用の対象とする『出産保険』制度の創設を求める提言を厚生労働省に提出しました。

「妊婦には、こういう情報が必要」「こういうツールがあったら絶対便利!」などの賛同意見をたくさんいただきました。

その理由のひとつをご紹介します。

「十人十色の出産だから十人十色のケアが必要。そして、ケアする人も十人十色だから、どんな人がケアをするのかを知りたい。マタニティケア検索・予約システムでは、『誰がケアするのか』が分かる。『ケアの見える化』だけでなく『ケアする人の見える化』を目指しているところがとてもよいと思う。」

前々回、前回に引き続き、また名言が登場しました。

“十人十色の出産だから十人十色のケアを

ケアする人も十人十色だから「ケアする人の見える化」を“

そして、今回も大変参考になるご意見をいただいたので、一部をご紹介します。

「マタニティ検索・予約システムができたとしても、このシステムの存在が若い女性に知られていなければ意味がない。『妊娠したかも』というワードで検索したらヒットするようにしたり、子育て漫画の人気ブロガーに、実際に使ってもらって、システムの意義やメリットを漫画で伝えてもらったりしたらどうか」

「妊婦健診、ポイント健診、産後ケア、といった言葉が出てくるが、初産婦はどれもイメージできない。イメージできないから選択できない。検索サイトに用語の説明コーナーが必要。イラストや漫画を用いたわかりやすい説明がよい」

「都心部と地方の妊婦、両方が使いやすいような項目を入れたほうがよい。たとえば、都心部だと区や市でなく沿線別や駅で検索できたほうが便利だが、地方だと『50km圏内』『100km圏内』といったような範囲で検索できたほうが便利」

「費用がわかるようにしてほしい」

「立会いが可能かどうか、女性医師がいるかどうか、などで絞り込み検索ができるようにしてほしい」

今回も、このシステムを妊産婦さんにとってさらに使いやすいものにするためのご意見をうかがうことができました。

1276座の皆様、ご協力ありがとうございました。

出産ケア政策会議では、引き続き、提言についてのお母さんたちのご意見を、オンラインや対面で適宜に聴いていきます。